イギリスは古くからの有名マーチャント「ウィリアムビル」通称「Wビル」からウィップコーズ&キャヴァリーツイルズ」コレクションのご紹介。ステンカラーコート、そして今年のニューデザイン「カバートコート」のトップコートに最適なファブリックです。英国の服飾史に名を刻む、アイコニックなファブリックで構成されたコレクション。騎兵用(キャバルリー)の服地として開発され現在も乗馬用ズボンに使用されることが多い、“キャバリーツイル”“キャバルリーツイル”は、優れた「強度」と「耐久性」で有名。梳毛糸と紡毛糸を併せて使用し、急斜角を描く綾目が特徴です。そして、“ウィップコード”も近い組織ですがより強調された畝を持ちます。梳毛糸の割合が大きく軽量なため、ドレープ感や快適な着心地をお楽しみ頂けます。 |
「ウィップコード」「ホイップコード」とも呼ばれる。コードのような約65度の角度で太い綾目の表われた変化綾組織が特徴の厚手のしっかりした織物。綾織の毛織物の一種。綾織の中では最もはっきりした太い綾目のあるものとされており、「キャバルリーツイル(キャバリーツイル)」「ギャバジン}などよりも畝がはっきりしています。綾目が太く畝のように盛り上がっており、その太い畝が乗馬の鞭綱(むちづな、whipcord)のようである、というところからこの名がある。 ウィップコードは比較的複雑な綾織の織物で、綾目は右上がりである。糸使いは比較的太番手の梳毛糸と紡毛糸を併せて使用し、急斜角を描く綾目が特徴です。保温性も抜群なのでスポーティーなスーツやジャケットも良いけれど。特に“トップコート”として「ステンカラーコート」「カバートコート」としても最適です。 |
「ウィリアムビル」「ウィップコード」で「トップコート」の代表選手「カバートコート」はいかがでしょうか。 カバートコート(CovertCoat)とは? 別名“クロンビーコート(CrombieCoat)といい通常、シンプルなノッチドラペルが付いた紳士用の外套の事で、19世紀後半に狩猟や乗馬の際に着用する「ショート・トップコート」として誕生しました。“カバート”とは英語で藪や茂みなどの「動物の隠れ場」の意味で、狩猟の時、その場所に道案内する従者にイギリスの貴族が着せたものが、このコートの起源とされております。20世紀以降、フロックコートやモーニングコートとは対照的に、街中で日常的に使用する背広が登場してからは、礼服に伝統的に関連付けられていた膝丈の長いチェスターフィールドコートに対して、より短く、軽快な“トップコート”の選択肢としてカバートコートが着られるようになりました。本場イギリスでは現在「動物愛護」の関係上、「カバートコート」を着て狩猟を行う人は殆ど見られません。しかし海を隔てたアメリカやここ日本では品格を持つこの狩猟用トップコートのデザインに見せられた男達が今なを数多くいます。遠くイギリスの原野で誕生した「カバートコート」は今、ここ極東の日本の地での現代のリアルクローズとして再評価されています。 |
「キャバリーツイル」とは?「キャバルリーツイル」とも言う。生地の表面の畝(うね)がはっきり立ったギャバジンに似た独特の綾織物です。”トリコチン”の別名もある。生地の写真をご覧になってみるとわかりますが強い2本の細い畝で一本の綾目になっているので「二重畝ギャバジン」の名もあります。張り・コシがありウェイトは600g以上もあるので耐久性豊か、丈夫で伸縮性がありますのでパンツの単品や“オーバーコート地”。乗馬ズボンやゴルフパンツ等のアウトドア・スポーツに必須な抜群の耐久性を備えています。名前の由来は第一次世界大戦時にこの生地で英国士官の乗馬用パンツを作ったことから「キャバルリー・ツイル(騎兵隊のツイル)と呼ばれるようになりました。丈夫でそして味のあるこのマテリアル。最近流行のヘヴィーウェイトでのファブリックの代表選手です。保温性も抜群なのでスポーティーなスーツやジャケットも良いけれど。特に“トップコート”として「ステンカラーコート」「カバートコート」としても最適です。「ウィリアムビル」「キャバルリーツイル(キャバリーツイル)」のヘヴィーウェイトで「ガツン」とくる、しっかりとしたハリのあるファブリックでオーダーコートはいかがでしょうか。 |