1857年、英国ハダスフィールドで創業した名門メーカー「エドウィン・ウッドハウス」。その後の1913年、リーズ近郊のファー・スリーに拠点を移し、ゴント家が4代に亘り事業を継承・拡大しました。数年前に大手服地製造グループの傘下に入りましたが、「伝統的工法を守りクオリティーを最重要視する」。という同社のこだわりは全く変わることがありません。伝統と革新を巧い具合に融合させながら、クオリティーが高く、しかも時代に即した魅力的な服地を生みだし続ける「エドウィン・ウッドハウス」は、世界中の名門テーラー、高級ブランドから絶大な評価を得ています。 |
「エドウィン・ウッドハウス」から「ヴィンテージ・ツイスト」をご紹介いたします。 今年のトレンドは「クラシカル」。その名にマッチしたファブリックです。縦糸、横糸共に4本撚りを施し、生地に膨らみ、立体感を与えています。通常のファブリックと違い、昨今のトレンドであるムリネ-(杢糸もくいと)を使用しています。杢糸とは色杢(いろもく)とも言い、単色の糸だけではなく多色の色糸を紡いだ独特の織り柄。個性豊かに紡いだ織柄は柄色に奥行きを与え個性的で最も贅沢な一着になります。ツイーディーでありながらたてや横にランダムに入った白いスラブ糸がヴィンテージな趣でクラシカルなスーツに仕上がります。「エドウィン・ウッドハウス」「ヴィンテージ・ツイスト」は都会的でアーバン風な「クラシカル」なスーツはいつもと違った 雰囲気を演出します。 |
「エドウィン・ウッドハウス」の「DIGNITY(ディグニティ)」は日本語に直訳すると「成厳」「荘重さ」「品位」というように気品を持ったファブリック。100%スーパー150s'ウーステッドの260g、合物高級スーツ素材です。艶やかでラグジュアリーでファンシーなコレクション。先染めの色糸の繊細な発色で微妙な光沢感も表現しています。英国独特の丈夫さを保ち、その肌触りは卓越した滑り感があり、3シーズン着られる合物スーツに最適な高級素材です。スーパー150s'の繊細さから皺になり難いとは言えない難点がありますが、復元力は高く、少しの湿度を加えれば一晩つるしておくだけでノーアイロンで皺が消える優れた素材です。「エドウィン・ウッドハウス」「ディグニティ」コレクションでオーダースーツをお仕立てすると品位を持ったノーブル(高貴な)な雰囲気の高級スーツになりますよ。 |