イギリスはスコットランドのカントリーツイードジャケット地では老舗、有名ファブリックメーカーの「ラバット」。2024年秋冬物に先がけてニューバンチブック「KIRK(カーク)」が加わり、「チェビオット」「エトリック」コレクションがバンチも新しくなりリニューアル。「ラバット」社はイギリスのツイード地メーカーの中では、あらゆる有名マーチャントから絶大なる信頼を持ち、各社に生地を提供しております。 「KIRK(カーク)」「KIRKTON(カークトン)」「TEVIOT(チェビオット)」ツイードは「カントリー風のスポーツジャケット」特にノーフォークジャケットには最適なコレクション。ヘヴィーウェイトの「エトリック」はツイードコートには最高です。 |
1868年「BLENCKHOLM&RICHARDSON LTD」としてツィードの発祥地HAWICKに設立。1075年にTEVIOTEX社に改名、1999年に現社長MR.STEPHEN RENDLEと取締役ALAN CUMMING両氏によって新会社HERMITAGE HOKDINGS LTDが誕生しました。両者は“エステート・ツイード”の現代復元版“LOVAT”(ラバット)という新ブランドを世の中に発表し、顧客のニーズに合わせた織物をご提供しております。元来、エステート・ツイードは貴族や領主が狩猟用として自分の領土に作ったチェック地で、スコットランドの激しい気候に耐えられるよう重量を重くし、また、狩猟用として身を守るためにカモフラージュできるようアースカラー(EARTH COLOR 土地=ブラウン、木々、=緑など)を主とした色彩で構成されております。(ちなみに家紋として作られたのがタータン・チェックと呼ばれるものです。また、このブランド名“LOVAT”(ラバット)はスコットランドの貴族の名前に由来しています。“LOVAT”(ラバット)に属する兵士はいかなる戦争にも戦死者が少なく、その理由は5色からなるトップ染めを施した迷彩色の衣服を着用していたために標的になりにくかったから・・・といわれたおり、現在でもLOVAT COLOR(ラバット・カラー)としてのその名を残しております。同社はスコットランドの歴史を重んじ、100年以上にもサポートバンチとして供給されている3品“KIRKTON”“TEVIOT”ETTRICK”全109色にデザイン数を増やし、現在も同じ品質を保ちながらツイード伝統を引き継いでいます。現在は英国のみならずEU、USA、日本などここのニーズに対応すべく日々生産に勤しんでおります。 |
ところでツイードの由来をご存じでしょうか? 1820年、有名な小説家Sir Walter Scottが白黒チェックの綾織りパンツをはいてロンドンの社交界に現れたのを機に一般に流行しました。そのデザインこそがボーダー地方の羊飼いが伝統的に着ていた白黒のチェックでした。飛躍的に“エステートチェック”はイギリスので需要が高まり人気を博しました。1826年、HAWICK COMMERCIAL ROAD(ハーウィックコマーシャルロード)に位置するWATSON'S MILL(ワトソンズミル)からLONDONの商人JAMESLOCK&CO宛ての貨物の送り状に記載されたSCOTCH TWEELS(英語TWILL)をTWEEDと読み間違えたため、次のオーダー時にTWEEDと明記したものをWATSON氏が自社工場で織り上げた織物にTWEEDと名付けたことに始まります。*WASSON'S MILL 現在のLOVAT MILLの向かい側にあったMILLですが、現在は無く、ツイード語源由来のエリアには、LOVAT MILLの1社のみが存続しております。 |