2023年版、今年の「ハリスツイード」コレクションが完全に入荷いたしました!! 巷では、「ビジネスカジュアル」。カントリー風のツイードジャケットでもビジネスに受け入れられるようになりました。「ハリスツイード」と言ったらいつもと変わらず土着的な「カントリー風」で仕立てるのも良いですし、ノーパットで軽〜く仕立て上げるのも一考です。柄はいつも通りの「ヘリンボーン」「ガンクラブチェック」「オートミール」「オーバーチェック」とドッ定番が「ハリスツイード」の良いところ。当店のみの仕立てであるオリジナルノーフォークジャケットもいつも通り、受け付けます。オリジナルのフォーフォークジャケットは私一人しか仕立てることが出来ないので日数がかかることをご了承ください。最近当店オリジナルの「サファリジャケット」もいかがでしょうか。スタンダードなパターンから明るめで都会的な、雰囲気の明るいカラーも入れました。メンズ問わず、ユニセックスにレディースでもかわいいツイードジャケット、やスカートを着けたツイードスーツも仕立てられます。そしてツイードのオーダーコートにも最適です。誰もが一着は欲しい「ハリスツイード・ジャケット・オーバーコート」を仕立ててみませんか。 |
ハリスツイード協会認定の素材で織り上げた、伝統ある英国製生地で仕立てる。 |
「ハリスツイード」とはスコットランド北部・アウターヘブリディーズ諸島のウールを手織りしたもの。極寒の土地に住む島民を古くから守り続けてきただけに、耐久性と保温性に優れいい味わいになってまいります。仕立てたら私は、約5年以上を大事に着てもらいたいです。 それはなぜか。5年以上、風雨にさらしても着こなして自分の身体になじんできた時こそ、このハリスツイードの味が数倍にも出てくるのです。イギリス、スコットランドの年寄りが、ぼろぼろの「ハリスツイード」のツイードジャケット着てるナンザ、いいじゃありませんか。そんなこと妄想するのは私だけかもしれませんけれどね。男のベーシックなウェアに、ツィードは絶対に欠かすことのできない素材です。トラディッショナルなジャケットは、ツイードに始まってツイードに終わるといっても過言ではありません。ざっくりとしたツィードといえるのはスコットランドやアイルランド産のものに限られます。というのはツイードは原料の羊毛からして、ウーステッドのようなスーツ地とは違うのです。ツイードの中では、ドニガル・ツイードをはじめとして、チェビオットなど、産地によってヨークシャー・ツイード、エジンバラ・ツイードなどとさまざまな風合いのものがあります。その中でも有名なのが「ハリス・ツイード」なのです。ハリスツイードはスコットランド西海岸沖のハリス島で織られた手織りのツイードのことです。 数世紀の歴史を持ち、必ず一着ごとに協会のマークをつけて、高い品質を誇っています。本来、ハリス・ツイードは農民が自分の着るものを自家製の羊毛で、手織りしていたのが始まり。そしてその手織りの伝統を崩しません。生地の色柄を指定するのは業者ですが、実際の織り手はハリス島の600軒を越える農家が自分の家の昔ながらの手織り機で手織りをしているのです。ハリス・ツイードにはフェザー・ウェイト、ライト・ウェイト、トラディッショナル・スタンダード・ウェイトとヘヴィーウェイトの4種類の厚さがあり、当店のハリスツイードはその中のフェザーウェイト、ライト・ウェイト、ある一部に希少性のあるヘヴィーウェイトの3種類の品です。ジャケットのオーダーといったらハリスツイードですね。ハリス・ツイード発生の地はスコットランド西岸のアウター・へブリデス諸島。現在でも殆どハリス島製なのです。この【ハリスツイード】でジャケットをオーダーするとしたら、衿にストロータブを施した【タブカラージャケット】や背中にアクションプリーツ(ひだ)を施したノーフォークジャケットあたり、良いかもしれませんよ。 |
そもそも「ハリスツイード」とは? 18世紀のスコットランドの北西に位置するアウターへブリディーズ諸島では、荒涼とした島で暮らす女性は、島で算出された羊毛を糸にすることが主な仕事であり、男性は漁師が主な仕事でありましたが、時下で漁を出る事が出来ないときに、その糸を手作業で織り上げ、漁のための作業着を自分で作っていたのが、「ハリスツイード」のルーツといわれております。条例で保護されている織物は世界中でも類がなく、1909年に設立されたハリスツイード協会が厳重に品質を管理しています。伝統は現在に至るまで脈々と受け継がれており、新しいスタイルを取り入れながらも伝統的な生産工程にこだわって、昔ながらの手織りでおられたツイードがハリスツイードであります。 |