イギリスは西ヨークシャー州の有名老舗ファブリックメーカーの「フォックス」社。「英国フランネルの代名詞」フォックス ブラザーズ社から、最も贅沢でエレガントさを持つフランネルジャケッティングコレクション「フォックスジャケッティング」。「フォックスジャケッティング」はフォックスが誇るアーカイブからセレクトし、メリノ・ラムズウールに上質なカシミアをブレンドしたラグジュアリーなボディーへと織りあげました。「ラムズウール」とは メリノ種のメリノウールの中でもよりソフトな生後6ケ月までの毛をいいます。ラムズウールを直訳すると「子羊の羊毛」という意味で、子羊はSheep(シープ)ではなくLamb(ラム)と呼び、通常生後6ヶ月未満の子羊を指します 柔らかさと発色の良さに優れており、綺麗なウールジャケット地には適しております。 純血種の子羊は、一生で一度しか羊毛を採取できないことなので貴重なメリノ・ラムズウール素材なのです。そこにカシミアをブレンドすることにより、滑らかさと柔らかさは触っているだけで心地よくなります。このファブリックの素晴らしさを感じていただけますが、真の価値は「仕立て上がりの美しさと卓越した着心地」にこそあります。クオリティーと仕立てに重きを置く“大人の男性へのオーマージュ”です。 |
「グレナカート・チェックGlenurquhart check」
グレナカート・チェックは略名「グレンチェック」 でスコットランド北部インバネス州の「アーカートUrquhart峡谷Glen(グレン)」で織られていたことから名付けられたチェック柄。正式には「グレン・ブラッド(GlenUrquhartPlaidの略)」ともいう。19世紀にディストリクト・チェックとして使用された物で、白黒を基調に、千鳥格子とヘアラインが組み合わされてたような格子柄。駒感4種類の格子柄が大きな格子柄を形成している。メンズの梳毛(そもう)スーツやジャケットの代表的な柄。英国のウィンザー公爵が「プリンス・オブ・ウェールズ時代に愛用していたことから「プリンス・オブ・ウェールズ」の名もある。 |
「チェック・オン・チェックCheck on Check」
チェックオンチェックはチェック柄にもう一つチェックを載せたパターン。ウィンドペーンのように1本のチェックも良いけれど重ね合わせることによりチェックに奥行きを持たせた柄。 |
「ハウンドトゥース」 格子ひとつひとつの形が猟犬(ハウンドHound)の牙(トゥース)に似ていることからの名前。 「ドッグトゥース」ともいう。 日本では千鳥が飛ぶ姿に似ていることから「千鳥格子」、フランスでは「雌鳥(めんどり)の足跡」を意味する「ピエ・ドゥ・プールPied-de-poule」という。 ... クラシックなチェック柄の一つ。 |
「オーバーチェック」
チェックの上に大きなチェックを重ねた柄のことで、「オーバーブレイド」「越格子(こしごうし)」とも言う。グレンチェックに大きなウィンドーペインを重ねた格子柄。「フォックス」社も現代的に多色の綺麗なカラーを入れて組み合わせたチェックパターンなのでカントリージャケット風からタウンジャケット風にも最適なチェックパターンです。 |
フランネルとは?
「フラノ」と呼ぶことも多い。トップ糸使いで霜降りの「グレー・フランネル」に象徴される、スーツの代表的素材です。平織りや綾織りをゆるく織って縮絨(しゅくじゅう)をかけて、片面が両面に起毛し、柔らかな薄手毛織物に仕上げます。弾力性があり保温性が高いです。このようなフランネル独特の柔らかく滑らかな仕上げを「フランネル仕上げ」といいます。本来は紡毛織物でありますが、日本では梳毛(そもう)が一般的です。「梳毛フラノ(ウーステッド・フランネル)」とも言います。似たような起毛ウールに「サキソニー」と「メルトン」がありますが、その中間的なイメージです。サキソニーは折り目がうっすら見えますが、フランネルは見えません。「メルトン」は薄毛で柔らかいです。フランネルは18世紀頃に英国のウェールズWALESで創織され、「ウェルッシュ・フランネル」と呼ばれ、婦人の肌着として用いられたのが始まりとされます。 |